殻つきの胡桃といえば、ハンマーで叩いたり、器具を使ったり。
苦労して割った上でようやく食べるものというイメージですよね?
先日、福島県広野町で「殻が手で割れる胡桃」に出会いました。
農産物直売所で売られていた、好物の胡桃。しかし殻つき。
「ハンマーもくるみ割り人形もないうちでは割れないわ」と
後ろ髪ひかれながら到着した農家さんに、その、胡桃の木がありました。
うちではとても割れなさそうなので諦めたんです~と話したところ、
ご主人、「この胡桃は手で割れるよ」。
えーっ?
カシグルミと呼ばれる品種で、殻が薄く、
特に収穫したては簡単に割れるのだそう。
実際にはじめての男性が手で割っていました。
女性でもコツさえつかめば割れるとか。
樹の下で食べる、採りたて・割りたての胡桃はどことなくみずみずしく、
ほんのり甘みも感じ格別の味でした。
残念ながら、わたしは割れないままタイムアップ。
このカシグルミ、別名テウチグルミともいい、
東北地方や長野県で主に栽培されているようです。
次に出会えるのはいつかしら?
またひとつ、直売所めぐりの楽しみが増えました。