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まちづくり つらつら草

まちづくりに係わるさまざまな話題を“つらつら”と勝手気ままに発信します。

2010年9月のアーカイブ

 前回は、なぜ“さなぶり”なのかについてお話しましたが、今回は10月1日(金)と2日(土)に初めて開催される「いろは横丁サナブリまつり」の具体的なイベントについてお話します。 

今までのいろは横丁のイベントは、集客することを目的としてきましたが、今回の「サナブリまつり」は、初めてお店をハシゴしてもらうことを全面に出したイベントとなっています。 

そして、いろは横丁活性化実行委員会の定例会議は、いつも以上にケンケンガクガク!さまざまな意見を真剣に議論し、準備不足もあり見送るべきとのはなしもありましたが、今回実験的に行うこととあいなったのでした。
 
決まれば早い実行委員会の面々、特に今回はロックンロールミュージアムの社本さんを中心に着々と段取りが進んでいったのでした。流石です!
 
詳しくは下のファイルをクリックしてください。チラシがご覧いただけます。
 
今回のイベントの基本となるサナブリクーポンは、いろは横丁のお店をお得に最大5軒ハシゴできるという優れものです。本日21日(火)より、「サナブリ祭参加店」でご購入いただけます。限定150枚ですのでお早めに!
 
1日の金曜日は、「おつかれさま」の意味をこめて日ごろの仕事の疲れを癒しに、2日(土)は、「ベガルタ仙台応援パブリックビューイング」で祝杯!と、さまざまな企画をご用意しています。 ぜひ、いろは横丁で、サナブリをお楽しみください!
 
  
    10月1日と2日、2日間限定!お得な「サナブリクーポン」と「サナブリセール」を開催!
「サナブリ祭参加店」と張り紙のある飲食店では、お得な「サナブリクーポン(3,000円)600円×5枚」の切符1枚で、いろは横丁の各お店が趣向を凝らした特別なサナブリセット(サナブリ料理1品+ドリンク)をご提供!
物販店では、限定「サナブリセール」を開催します。こちらも見逃せませんね!
 
※「サナブリ祭参加店」の詳しい情報は、いろは横丁のウェブサイト(いろは横丁で検索)をご覧ください。
 
    “て湯”でサナブリ(プチ)湯治
10月1日(12:00?19:00)のみ、サンモール一番町商店街のいろは横丁前では、伊達家の御殿湯でもある東鳴子温泉さんとのコラボレーションにより、いろは横丁にホンモノの温泉がやってきます!
 
    何かがおきるベガルタ仙台応援“パブリックビューイング”
いつも何かがおきる(トラブルではありません)いろは横丁のパブリックビューイング!降格圏内から安全圏への脱出を図るベガルタ仙台、アウェイ名古屋グランパス戦をみんなで応援しませんか!
このパブリックビューイングは、ベガルタ仙台さん及びスカパーJSATさんのご協力により行っています。いつもありがとうございます。
 
場所:いろは横丁組合前広場(今回は準備万端です!)
日時:10月2日(土)16:00キックオフ
参加費:無料
 
 
いつもながらの手づくりイベントですが、本格的にいろは横丁のまちづくりに関わって2年、今回のイベントを通じて、いろは横丁のまちづくりは次のステップに入ったようです!
 

皆さん、“さなぶり”って、ご存知ですか?

オードリー・ヘップバーンの主演の映画、“麗しのサブリナ”ではもちろんありません。
 
今回は、この“さなぶり”について、お話したいと思います。
 
“さなぶり”とは、農家の方が田植えを終えた後に「おつかれさま」の意味をこめて行う、古くからある 癒しの伝統文化で、饗宴の行事のことです。
 
“さなぶり”の語源には諸説ありますが、「サ」と呼ばれる神様を田んぼに降ろして田植えの無事を願うのが「サ降り」=「サオリ」で、田植えが無事に終わった後に田んぼの神様にお帰り願うのが「サ昇り」=「さなぶり」というのが有力のようです。
 
旧暦の5月後半(現在の暦で6月?7月始め頃)、農業で一番の重労働でもある田植えが終わり、無事に田植えが出来た事を神に感謝し、作業をしてくれた仲間をねぎらい、自身の体を休め、豊作を願うという行事であり、広く日本中の農村で今も伝えられ、餅をつくって供え、振舞ったり、酒宴が開かれたり、演劇を見たり、祭りとして行ったりと、さまざまな形で「さなぶり」は今も行われています。
 
特に東北地方では温泉につかって体を休める宮崎駿のアニメ“千と千尋の神隠し”に出てくるような「さなぶり湯治」が行われていましたが、残念なことに最近はあまり“さなぶら”なくなっていました。
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そこで、私たちは日本古来のすばらしい癒しの風習・伝統文化である“さなぶり”を地域活性化のキーワードと捉えなおして、現代の癒しの文化として再顕彰し、人間らしい生き方とは何かを多くの方々と議論し、イベントなどを行ないながら“サナブリ”を広く普及させていきたいと考えているんです。
 
そのイベントの第一弾として、“さなぶり”を「サラリーマンとOLの方々を応援するお祭」として、カタカナ表記の“サナブリ”に勝手に換え、「現代版サナブリ」として、いろは横丁で行うこととなりました!
 
「今日は頑張ったから、いろは横丁で“サナブリ”だぁ!」ということで、“サナブリ”を楽しむイベントを10月1日(金)と2日(土)検討中です!
 
詳細は、近日中にいろは横丁のウェブサイトで発表いたします!