みなさん、名所図会(めいしょずえ)って知ってますか、名所図会とは江戸時代に流行した鳥瞰図の地誌紀行のことです。今で言えば観光ガイドブックのようなものでしょうか。今回は、この「いろは横丁いろいろ名所図会」にマツワルお話しをしたいと思います。
前々回、中央市場が戦後に誕生して63年! いろは横丁の運営主体である中央市場商業協同組合が主催するイベントは、初めてだったというお話をしましたが、いろは横丁のガイドマップは、例の再開発問題(※#2参照)のシコリにより、ここ数年作られなくなっていたんです。
このため、イベント活動の告知を含めてガイドマップを復活させることになったんですが、ただのガイドマップではおもしろくないとまちづくりの実行委員のメンバーで、いつものようにケンケンガクガク、そしてタノシク話し合った結果、昭和レトロより時代が遡ったのはご愛嬌として、「名所図会」風に復活させることとあいなったのでした。
次に「名所図会」らしいデザインにするため、東北工業大学ライフデザイン学部安全安心・生活デザイン学科の菊地良覺先生に相談したところ、快く協力いただけることとなり、 先生方のご指導のもと、学生さんたちが1ヶ月かけてお店のファサードを1 軒1軒丹念に調査し、各お店がわかるように透視図法を工夫しながら、手書きで立体的に横丁を再現した力作、現代の「名所図会」が完成したのでした。
※下の文字をクリックすると「いろは横丁いろいろ名所図会」のマップ部分がご覧いただけます。
現在もこの絵をベースに、日々加わる新しいお店を追加し、定期的にイベント情報や各お店の情報など旬の話題を発信しています。いろは横丁内に置いてありますので、是非お手にとってご覧ください。
ご協力いただいた東北工業大学の先生方、学生の皆さん、本当にありがとうございました!