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まちづくり つらつら草

まちづくりに係わるさまざまな話題を“つらつら”と勝手気ままに発信します。

2010年6月のアーカイブ

 みなさん、名所図会(めいしょずえ)って知ってますか、名所図会とは江戸時代に流行した鳥瞰図の地誌紀行のことです。今で言えば観光ガイドブックのようなものでしょうか。今回は、この「いろは横丁いろいろ名所図会」にマツワルお話しをしたいと思います。

 
前々回、中央市場が戦後に誕生して63年! いろは横丁の運営主体である中央市場商業協同組合が主催するイベントは、初めてだったというお話をしましたが、いろは横丁のガイドマップは、例の再開発問題(※#2参照)のシコリにより、ここ数年作られなくなっていたんです。
 
このため、イベント活動の告知を含めてガイドマップを復活させることになったんですが、ただのガイドマップではおもしろくないとまちづくりの実行委員のメンバーで、いつものようにケンケンガクガク、そしてタノシク話し合った結果、昭和レトロより時代が遡ったのはご愛嬌として、「名所図会」風に復活させることとあいなったのでした。
  PC090106.JPGのサムネール画像

次に「名所図会」らしいデザインにするため、東北工業大学ライフデザイン学部安全安心・生活デザイン学科の菊地良覺先生に相談したところ、快く協力いただけることとなり、 先生方のご指導のもと、学生さんたちが1ヶ月かけてお店のファサードを1 軒1軒丹念に調査し、各お店がわかるように透視図法を工夫しながら、手書きで立体的に横丁を再現した力作、現代の「名所図会」が完成したのでした。

 

 ※下の文字をクリックすると「いろは横丁いろいろ名所図会」のマップ部分がご覧いただけます。
現在もこの絵をベースに、日々加わる新しいお店を追加し、定期的にイベント情報や各お店の情報など旬の話題を発信しています。いろは横丁内に置いてありますので、是非お手にとってご覧ください。
 
ご協力いただいた東北工業大学の先生方、学生の皆さん、本当にありがとうございました!

みなさん、いろは横丁の「リヤカー屋台」って、知ってます? 今回はその「リヤカー屋台」の制作にマツワルお話をします。

 
なぜにいろは横丁で、リヤカー屋台なのか?
それは、集客が落ち込むいろは横丁を少しでも元気にできないかとシコウサクゴするなかから、創られていったのでした!
 
一番町の通行量は、仙台駅と市役所を結ぶ、一番町と中央通りのL字に人の動きが集中し、サンモール一番町側の通行量は南町通り側に進むにつれて減少する傾向にあります。
 P5020229.JPG
そこで、サンモール一番町側 のいろは横丁の表玄関に、藤崎側からも見えるようなアイストップ(目印)、人を呼び込むための仕掛けを設置できないかを検討し、道路使用や管理の問題を解決するなかから、いつでも移動可能な「リヤカー屋台」のアイディアが生まれたのでした。
 
制作に当たっては、アアダコウダとケンケンガクガクと議論しながら、地元の腕のいい大工さんにご協力を頂き、昭和レトロな「リヤカー屋台」が完成したのでした。
 
 
P3130108.JPGのサムネール画像現在、仙台市はもとより警察の方々、そしてサンモール一番町商店街のみなさまにご協力を頂きながら、いろは横丁の新しい名物として、いろは横丁のお店のサテライトショップやアンテナショップとして、また、最近では東北文化学園大学の佐藤直由教授のゼミの皆さんが「ハンドハンド ショップ ※授産施設などの方々が作った手づくりの品物を100円で販売」を開催するなど、サンモール一番町の“にぎやかし”に一肌脱いでいただいています。
 
 
使い方は自由です!興味のある方は是非、「リヤカー屋台」ご活用ください!
 
ちなみにこの「リヤカー屋台」は、(社)再開発コーディネイター協会の「URCAまちづくり企画支援事業」により制作することができたのでした。(社)再開発コーディネイター協会さん!ありがとうございました!

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