前回までは、いろは横丁の歴史や私がまちづくりに係わるようになったイキサツについてお話してきました。今回は、まちづくり活動の拠点になっていた「まちの駅」について、お話したいと思います。
いろは横丁の名物おやじKさんの"良い加減"な一言をキッカケに始まったまちづくり活動は、2006年10月にいろは横丁に活動のネジロとなる「まちの駅」を開設することからはじまりました。
左の写真は、「まちの駅」でのアンテナショップの様子です。看板は発光ダイオードによるあの有名なピカボードです。 幸いにも、元東北工業大学建築学科の佐藤先生のデザインによるジャンクアートなコマは残っていましたので、これを仲間達の手を借りて、暫定「まちの駅」仕様に換装し、とりあえず、1階は「まちの駅」、2階は事務所としました。
このように「まちの駅」は、いろは横丁の方々の勉強会やベガルタ仙台のアウェイの試合の応援など、さまざまな使い方を試みる実験空間として活用していたのでした。でも冬はサムカッタデス!なにしろ、元々は魚屋さんで断熱材は一切なし、2階は後で乗せたように床が方流れ屋根のように傾いているんですから!
ちなみに「まちの駅」とは、「地域住民や来訪者が求める地域情報を提供する機能を備え、人と人の出会いと交流を促進する空間施設、まちづくりの拠点となり、まちとまちをつなぐ役割を持つものです」と定義されているようですが、当時は定義もなく、ただみなさんに気軽に立ち寄ってもらえればと考え、名づけたのでした!
こうして、さまざまな方々に支えられながら、まちづくりを活性化させる際によく言われる「ヨソモノ」、「ワカモノ※若くはないので当てはまりませんが」、「バカモノ」を地でいく活動はスタートしたのでした!!