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まちづくり つらつら草

まちづくりに係わるさまざまな話題を“つらつら”と勝手気ままに発信します。

2010年2月のアーカイブ

前回までは、いろは横丁の歴史や私がまちづくりに係わるようになったイキサツについてお話してきました。今回は、まちづくり活動の拠点になっていた「まちの駅」について、お話したいと思います。

 

いろは横丁の名物おやじKさんの"良い加減"な一言をキッカケに始まったまちづくり活動は、2006年10月にいろは横丁に活動のネジロとなる「まちの駅」を開設することからはじまりました。

 

IMG_1671.JPG幸いにも、元東北工業大学建築学科の佐藤先生のデザインによるジャンクアートなコマは残っていましたので、これを仲間達の手を借りて、暫定「まちの駅」仕様に換装し、とりあえず、1階は「まちの駅」、2階は事務所としました。

左の写真は、「まちの駅」でのアンテナショップの様子です。看板は発光ダイオードによるあの有名なピカボードです。

 

このように「まちの駅」は、いろは横丁の方々の勉強会やベガルタ仙台のアウェイの試合の応援など、さまざまな使い方を試みる実験空間として活用していたのでした。でも冬はサムカッタデス!なにしろ、元々は魚屋さんで断熱材は一切なし、2階は後で乗せたように床が方流れ屋根のように傾いているんですから!

 

ちなみに「まちの駅」とは、「地域住民や来訪者が求める地域情報を提供する機能を備え、人と人の出会いと交流を促進する空間施設、まちづくりの拠点となり、まちとまちをつなぐ役割を持つものです」と定義されているようですが、当時は定義もなく、ただみなさんに気軽に立ち寄ってもらえればと考え、名づけたのでした!

 

こうして、さまざまな方々に支えられながら、まちづくりを活性化させる際によく言われる「ヨソモノ」、「ワカモノ※若くはないので当てはまりませんが」、「バカモノ」を地でいく活動はスタートしたのでした!!

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

21.JPG今回は、いろは横丁のまちづくりに係わるようになったイキサツについてお話してみたいと思います。

 

 

今を去ること4年前、東北都市学会のセミナーで、いろは横丁の名物オヤジKさんに「うちんとこのコマが空いてっからや、なんか考えてみだらいいっちゃ」の軽いノリの一言がキッカケでした。

 

その頃のいろは横丁は、高度経済成長期の繁栄を経て、建物や施設の老朽化、経営者の高齢化、災害などのリスク増大、若者の認知不足、中心市街地の活力低下などにより集客力の落ち込みに悩んでいました。

 

さらに、度重なる再開発の話しに翻弄され、組合員同士で賛成派と反対派に別れ、疑心暗鬼になるなど、本来のいろは横丁の商業施設としての活力やモチベーションが失われ、空き店舗が増えるなどの悪循環に陥り、シャッター通りと化していたんです。

 

 

  

前某首長さんも「こんなあぶなくて、汚いところは、民間の大手デベロッパーに開発してもらって、早く壊して、再開発ビルにすべきだ」と言っていたとかいないとか・・・。

 

仙台って、なぜかスクラップ&ビルドが好きな土地柄なんですよね。古いモノはなんでも壊したがる・・・。今の仙台の発展を支える一つの要因ではあるとは思いますが。

 

 

しかし、私には"いろは横丁"が、とんでもない魅力的な空間に見えたんです!これが!!

 

 

この名物おやじKさんの一言がなければ、いろは横丁のまちづくりに係わることは多分なかったと思います。

 

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

次回もお楽しみに!

 

 

 

 

 

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