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小さなギモン調べてみました!

建築・不動産から言葉のトリビアまで、仕事の中で見聞きした小さなギモンを調べて報告していきます。

カジノ

ここ最近TVでは、通称「カジノ法案」に関するニュースで騒がしいですが、
私的には、「・・・そう言えば、『カジノ』って何語?」
という、小さな疑問から今回はスタートです。

調べれば、すぐにわかる事ですが、
カジノ「casino」は、元々はイタリア語の「casa」(家)に、
小さいことを表す「-ino」を付けた言葉で、「小さい家」という意味だそうです。

当初、王侯貴族等の社交場として建てられた別棟の「小さな家」があり、
そこでゲームとして賭け事が行われるようになり、
結果、賭け事を行う場所を「カジノ」と呼ぶようになり広まったとか。

現代の「カジノ」は「小さい家」のイメージは全然ありませんけどね。

そもそも「賭け事」(ギャンブル)の起源は何か?
と調べてみると、占いから始まった説が主流の様で、
結果がどうでるかわからない占いの結果を予想して、
賭けちゃったんでしょうね、きっと、最初の人は。

ちなみに、ギャンブルの語源はゲームですから、
こちらも、ゲームのつもりで始めたのに、
つい、賭けちゃったんでしょうねぇ。


日本語の「賭博」(とばく)は、
「賭」にも「博」にも、賭け事をする意味があるそうで、
「賭」の方は、賭ける人が結果に関与できないもの
「博」の方は、逆に関与できるもの、を意味するそうです。

競馬、競輪、ルーレット、宝くじ、のようなものは「賭」
賭けマージャン、賭けポーカー、のようなものは「博」
というわけで。

パチンコやスロットは、両方の要素を持ってることに
なるんでしょうか。

元々「博」は双六をやること、サイコロを転がすことを意味したそうで、
自分が参加するギャンブルは「博」なので、
「博」を行う(打つ)人や行う行為が「博打」(ばくうち→ばくち)というわけです。

だから、「博打打ち」(ばくちうち)と言う言葉は、
厳密には二重表現なのですね。

また、「博徒」(ばくと)と言う言葉はあるけれど、
「賭徒」とは言わないのも、自分が主体にならないからなんでしょうか。


個人的には、博打は嫌いじゃぁありませんが、
『「カジノ」で「ギャンブル」』も語源的には、
『「小さな家」で「ゲーム」』なのですから、
熱くならない程度に楽しむのが、一番基本なのだと思います。

私はラスベガスとか、映画でしか見たことが無いので、
一度くらいは、大きなカジノというのも、生で見てみたいですけどね。

盤双六2.jpg

画像は「盤双六」というもの。

「双六」と言っても、元々はボードゲーム的なものではなくて、
写真の様な盤面上でサイコロを転がして、
バックギャモン(って、言ってもピンとこない方は、別途調べてください)
の様に、駒をゴールまで移動して行くゲームだったそうで。

それこそ、「碁盤」「将棋盤」「盤双六」を「三面」と称して、
人気も格式も結構高いものだったようですが、サイコロをふるので、
賭博要素が強く、日本でも7世紀の頃に、すでに禁止令が出たほどだそうで。

ちなみに、このゲーム、サイコロを二つ振るので「双六」と名が付いたとか。

ちなみにちなみに、「サイコロ」は「サイ」が元の名で、
これを「コロ」っと転がすので「サイコロ」なんですって。

この記事を書いた人

斉藤 一則

斉藤 一則(株式会社マイザ)

事業企画担当。
遊休地や低利用建物の効率化提案から賃貸管理・リフォームサポートまで、建築・不動産関係が専門。
旅行好き。

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