メンバーズブログ

小さなギモン調べてみました!

建築・不動産から言葉のトリビアまで、仕事の中で見聞きした小さなギモンを調べて報告していきます。

道路工事の車の名前が謎

私の会社の目の前の道路、下を地下鉄が走っているせいか、そりゃぁもう震災でものすごく波打ってしまい、以来今日まで何度も何度も工事をしていますが、なかなか平坦になりません。

この数カ月は大分チカラのはいった工事をしているようで、1車線を塞いでるものですから渋滞もひどい状態ではあります。

で、
そこに道路工事用の車が色々と登場しているのですが、よく考えてみると、何のための機械なんだか、その名前さえも知らいないということに気づきまして。

震災以降、その復興スピードにおいて世界的な評価を得るほど、日本の道路工事屋さんの方々は頑張っていらっしゃるというのに。

そんなわけで、調べてみました。

尚、当該車両の画像に関しては、それぞれのサイトでご確認下さい。

※一部リンクが切れているところがありましたので、部分的に画像を張り付けました。

ロードローラー

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BC

ロードローラー.jpgこれは、まぁ、わかるといえばわかりますよね。でっかいローラーがついていて道路面を平らにならしていくヤツです。

でも、「マカダムローラー」「タイヤローラー」「振動式ローラー」などなど、色々と種類があるようです。

■モーターグレーダー

Motorgrader01.jpgこれも道路を均すための機械です。形は特殊ですが、見た目でわかる機能としてはシンプルに思えます。

道路工事って、とにかく何度も何度も路面を平らにしてつき固めていく作業の繰り返しですから、ローラーとグレーダーはセットで必要なのでしょう。

とは、私の理解範囲での話。

■アスファルトディストリビュータ

http://www.hantak.co.jp/product/paverment_machine/asphalt_distributor/index.html

ディストリビュータ.jpgタンクローリーの後ろに大きな刷毛みたいなのがついてる車で、どうやら「アスファルト乳剤」というのを散布する機械のようです。

「アスファルト乳剤」というのは、アスファルトとその混合物の接着を助けたり、防水効果を得たりするための液体だそうです。

このへんから、機械の形と名前がリンクしてこないと思います。

■アスファルトフィニッシャー

フィニッシャー.jpgアスファルトを打設する機械らしいです。仕組みはよくわかりませんが。

そもそも「アスファルト」って毎日目にしているけど、「アスファルト」自体は実はドロッとした液体で、道路をよく見た時のゴツゴツしたものは、そのアスファルトに骨材である砂利などを混ぜ込んだものなのですね。

ああ、調べたら正式には道路舗装材として使用されるものは「アスファルト・コンクリート」と呼ぶそうです。しかも略称が「アスコン」!

「アスコン」ってなんか聞いたことがある言葉ですが、その意味だったんですね。

考えたら建物に使う方の「コンクリート」は、「セメント」に水と砂や砂利を混ぜたもので「セメント・コンクリート」って言うものなぁ。

■ロードカッター

http://www.sakainet.co.jp/japanese/catalog/er552f.html

カッター.jpg古いアスファルトを切ってはがしていく機械で、象の鼻みたいな長いコンベアみたいなのがついている機械です。

高速道路の補修工事などで見かけたことがある機械ですが、見た目のインパクトは大きいですよね。

「カッター」っていうと、カットする部分がその機械のメインにイメージされるのですが、この機械は見た目に「カッター」とつながらないところがミソ。(なのか?)

■ロードスタビライザー

http://www.sakainet.co.jp/japanese/catalog/pm550.html

sutabiraiza-.jpg今回一番名前が知りたかった機械がこれ。知名度が低くて、特殊で、名前がわからない物をネットで調べるのが如何に大変かを痛感した次第。

何をする機械なのかと調べたものの、出てきたのがこのような解説。

「ロードスタビライザーとは、既設アスファルト混合物と、
その下の既設砕石路盤材の一部を、その場で破砕しながら、
同時にセメントとアスファルト乳剤を攪拌・混合し、
締固め機械で締固めて新しい上層路盤として再構築する重機。」

いやぁ、正直良くわかりませんが、どうやら古いを道路のアスファルトやらをそのまま再利用する機械みたいです。・・・エコですね。

なんだかデカくて、もそもそ動くカンジが、私の中ではあのジブリの名作「風の谷のナウシカ」にでてくる「オーム」を連想させるのですが、私だけ?

と、ここまで書いて、そもそも舗装工事ってどんな手順なんだろうと調べると、こんなサイトが。

■よくわかる!舗装工事の話

http://gennba.com/wakaru/hosou/index2.html

他にも細かな特殊機械はいっぱいあるようですが、特に目立つ大物をご紹介しました。

どうでしょうか?

道路工事で渋滞にはまっても、その工事で働いている特殊な車両を見て、「おっ、スタビライザーだな」とかわかったら、楽しくないですか?

・・・男の子はいくつになっても「乗り物」が好き!っていう話も、今は昔なんですかねぇ。

※※※※※※※※

写真は、道路工事とは直接関係はありませんが、陸前高田の旧キャピタルホテル屋上から撮影したものです。

ホテルの隣はいきなり海になっていますし、旧市街は雑草の平野のままです。

今回紹介した機械たちが、この場所で活躍し始める日が一日も早く来ることを祈ります。

Stitched_001.JPG

あっ、それと前回の「瑞鳳殿にいきました。」の記事も、ちゃんと追記しましたので、よろしければ覗いて下さい。

この記事を書いた人

斉藤 一則

斉藤 一則(株式会社マイザ)

事業企画担当。
遊休地や低利用建物の効率化提案から賃貸管理・リフォームサポートまで、建築・不動産関係が専門。
旅行好き。

他のメンバーを見る

  • ちょっと知りたい不動産の一口知識
  • 四方山雑記帳
  • hariu Blog
  • めっけもん
  • 仙台・宮城のうまいもの&直売所めぐり
  • コバチャンの深〜い話
  • 小さなギモン調べてみました!
  • 建築と風景
  • ぽらぽら物語り
  • ほっとひといき!
  • マクロの眼
  • ローカル・グローバル
  • トキの目
  • 空飛ぶ「こころ」
  • 黒ひげのモノローグ
  • まるでかく
  • 女将のつぶやき
  • インフォメーションブログ