建築と風景

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豊洲地下ピット

■■豊洲地下ピット

 豊洲市場の盛土問題が連日報道されているが、建物としては地下ピットを設けることは建物の維持管理上は有効な方法だと思います。建物の床下には給排水設備等の多くの設備配管が設けてあるため、日常の点検や将来的な更新のためには、なくてはならないスペースです。以前は1階の床下は土間配管と称して、ピットを設けていない場合もありましたが、近年は配管ピットとして建物の下に維持管理用の空間を設けることが多いです。0058免震ピット.jpg

 ピットにした場合、建物の地下部分には雨水や地下水が入る場合があり、その水を排水するためポンプを設け自動的に排水するようにするのが一般的です。水の量が多くなければ、砕石敷として自然浸透させる場合もあります。

 テレビ報道によると豊洲市場の地下ピットに溜まった水はリトマス試験紙に浸すと青く変色し、pH12~14の強アルカリ性を示した。などの報道があったが、コンクリートには水酸化カリルシウムが含まれ、強アルカリ性で鉄筋を錆から守るものである。土壌汚染については自然由来する汚染物質もあるが、当然基準値以下であり、どの程度の汚染の程度なのかを明確にするべきであると思います。今回の問題は、盛土をする予定をしなかった経緯を明確し、土壌汚染についても問題ないことを早急に明らかにし、安全性を確認することが重要と考えます。

 ※写真は地下免震ピット(免震装置を設置するスペースであり、設備配管にも利用している)

 

この記事を書いた人

高橋 宏一

高橋 宏一(株式会社アサヒ建築設計事務所)

施設計画担当。
建築士として新築からコンバージョン・リフォームまで建物に関する専門知識を兼ね備えたベガサポ。

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