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四方山雑記帳

東北・宮城・仙台マーケットの小ネタ小ばなし

じょっぱりの、ひきづり。


統計年度で多少変わるけど仙台は日本一カボチャを食べるらしい。山形
は日本一ラーメンの消費量が多く、盛岡は日本一豆腐を食べるのです。

へぇー。ご当地食のTV見ながら、仙台勤めの独身男子が昼餉の準備。
玉うどんを茹でつつ、納豆を練って・サバ缶をほぐし入れて・和えて・醤油
少々に缶詰の汁を垂らしてまた混ぜて、うどんは茹で汁のまま鍋ごと釜揚
げ風にコタツに置いたら、サバ缶納豆タレにつけてツルネバ~といただく。

あ"ー、うまい。ヤッパ土日の昼はこれだ。
なんだTVにも出てるじゃない。え!コレ山形だけなの??
もしかして、仙台のヒトは知らない?

何しろ物心ついた時から毎週末。近所の家でもみんな食べてたフツー食。
日本中のご家庭でフツーに食べていると思っていたのに、山形だけ?
"じょっぱりうどん""ひきづりうどん"と云うらしい、名前もTVで知りました。

従いまして、知り合い山形人のお宅に「ツナ缶」ではなく『サバ水煮缶』を
発見し、冷蔵庫に納豆と玉うどんがあったら、週末ジョッパリの可能性大。
B級とは違う、でもCランクじゃないオリジナルソウルフード。夏野菜を刻ん
だ"ダシ"に近い存在かも。
盛岡じゃじゃ麺も、スタートは地方のヘンな食べ物。今では、残りミソに生
玉子と茹汁でいただくチータンタンで、正しく〆る県外の紳士も多いとか。

さて「○知っている⇔知らない×」「食べたことある⇔ない×」「○美味しい
⇔まずい×」で2段階評価すると、2×2×2=8タイプに区分出来ます。
良い順に○○○が1つ、○○×が3つ、○××も3つ、×××は1つ。
じゃじゃ麺は知らない・食べたことない・ヘンな味の全×から始まりました。

じょっぱりうどんのメジャー化はさておき、
『知らせる⇒食べさせる⇒味なじみにさせる』というステップで、
潜在ニーズを引き出し、育てることは可能なんですね。

 

※画像は本文と関係ありません

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この記事を書いた人

大志田 典明

大志田 典明(ブレイントラスト&カンパニー株式会社)

マーケティングプロデューサー。
東北地域の中小企業支援をライフワークに、農・商・工の各分野で強い地域ブランドづくりに努める。

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