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ちょっと知りたい不動産の一口知識

借地権や立退き問題、分譲マンションの建替、大規模修繕から再開発まで、何でもお困り事や疑問にお答えします。

2010年8月のアーカイブ

人の生き様や生活様式はその人の考え方や家族構成、生活信条により多種多様です。私は10年前に単身故郷仙台に戻り、小さな会社を経営しています。 マンションの1階が会社(私は2階で執務しています)で、住まいは8階にあります。                                 

会社の上階に住むようになったのは、ちょっとした経緯があったのですが、住んでみると結構快適です。なにせ小さな会社は多くのことを少ない人数でこなすわけですから、職住近接は何かと便利なのです。よく人には、「仕事の延長でけじめがつかないんじゃないの?」と言われますが、昔から仕事を家に持ち込むことになんの躊躇もなかったし、面白い仕事なので結構楽しんで仕事をしてきたのです。ただ一つの欠点は、運動不足になること。 朝家を出て、エレベーターで降りれば会社なのですから・・・。 一人住まい(と言っても独身ではありませんが)ですので、家事全般をするわけですが、洗濯や食事つくりなど結構楽しんでやっています。

特に食事はなるべく家で作って食べるようにしているので、スーパーへは月に3度ほど大量に食材の買い出しに出かけます。大分品物の値段にも目がいくようになりました。今年は猛暑で野菜は高いですね。

先日、お盆の時期に長患いしていた兄が逝去し、弟と二人でお寺や葬儀社への連絡など深夜までてんてこ舞いでしたが、急遽東京から長姉が来仙し納骨まで我が家に4日ほど滞在して無事葬儀を執り行う事ができました。姉が滞在中、夜は仙台の美味しい物をと外食に誘いましたが、外食も飽き「今日は私が作りましょう」と久しぶりにカレーを作りました。食材をスーパーへ買い出しに行き、豚肉・ジャガイモ(新じゃがの小さめなやつを皮つきのまま半分に)・人参・舞茸・玉葱そしてカレールーを二種類買い求め、料理開始。玉葱はカレーの味を決める大切な要素で、レシピの倍ほどの玉葱をみじん切りに大量に黄金色になるまでじっくりと炒め、残った1個の玉葱は食感用にざく切りにして、肉や野菜と一緒に煮る時に入れます。舞茸は食感と良い出汁がでるので、欠かせません。

いつもより少し多めの水で煮込み、灰汁を丁寧に取り除き、二種類のルーを入れ、最後にウスターソースを隠し味に・・・。(ワインやチョコレートなどを隠し味にする場合もありますが)

出来上がりを翌日実家に持ち込んで兄弟3人と食しましたが、これが我ながら最高の出来でスープカレーのような味わいを絶賛され、「真明は何もしないと思っていたけど、本当に美味しい。」と姉よりお褒めの言葉が。 残りのカレーは翌日おいしいパンを買い求め、カレーを付けつつ食したら、これまた美味しくて。

姉が滞在中、朝は姉が残り物の野菜や食材を調理して食卓へ出してくれました。                                    姉が東京に帰り際に、「真明、あんたの包丁はまったく切れないよ。新しい良いやつを買ったら」とのお言葉。何せ、一回りも違う姉で若い頃から何かとお世話になっているので、頭が上がりません。持っていた包丁は10年前に仙台に来るときに、一人暮らしなら包丁も必要だと、テレビショッピングで買い求めた安い代物。                                                           やはり安物はだめだなー買い換えるかと、思っていると2,3日して姉から小包が。なんと入っていたのは、日本橋:木屋特選の「高級料理包丁」と書かれた一品。包丁には「ハガネ錆びます」のシールが。その上、添付されている使用法には10点ほどの注意事項が記されており、                     包丁.jpgのサムネール画像       

!!注意:刃はハガネですので錆びます。お使いの後は必ず熱いお湯で包丁全体の汚れをよく洗い落とし、乾いた布で水分を拭き取り保管して下さい。

!!注意:切れる刃物を使う度に少しずつ切れ味が悪くなりますので、月に一度程度の間隔で砥石で研いて下さい。砥石で研ぐことが苦手な方は刃物専門店へ研ぎに出されるか、簡易研ぎ器を使って切れ味を復元してご使用下さい。・・・との注意書きが。

なにもプロの調理人を目指している訳でもないのに。砥石も買いに行かなくちゃー。

成年後見制度とは、精神上の障害(認知症、知的障害、精神障害)により、判断能力が欠けているのが通常の状態である方を、保護・支援する制度です。

平成11年度までは、上記の認定障害者に対し戸籍上「禁治産者・・・代理者として後見人」や「準禁治産者・・・代理者として保佐人」と明記し、商取引等での当事者行為を制限していました。

平成12年4月よりそれに代わる成年後見制度ができ、「禁治産者」「準禁治産者」である方は、それぞれ「成年被後見人」及び「被保佐人」とみなされます。これら本人・配偶者・四親等以内の親族・後見人・保佐人とみなされる人は、後見または保佐の登記の申請ができます。この登記がなされると、登記官から本籍地の市町村へ通知され、禁治産や準禁治産の登記がない新しい戸籍が作成されます。この申請がなされないと今まで通り戸籍に禁治産や準禁治産の登記はそのまま残る事になります。

日本も本格的に高齢化が進み、弊社での本年の不動産売買取引でも6件の内、2件が成年後見人が代理取引を行うという、今までにない取引でした。2件のいずれも所有者本人が痴呆症等で正常の判断ができないため、成年後見人をたてて取引を行ったものです。

1件は、両親とも判断能力がなくなり相続人である子供二人が成年後見人となったケース。もう1件は所有者である伯母二人に判断能力がなく、甥・姪それぞれが成年後見人となったケースです。

成年後見人の申請は家庭裁判所にするのですが、申請できるのは配偶者や四親等以内の親族、または法律の専門家や第三者が認定される場合もあります。審査期間は3?4ヶ月程度かかりますが、当然に本人の医師による診断書(通常の判断能力が無い等の医学的証明書)が必要となります。相続人が多いときは十分に審査する必要があるので、時間はかかることと思います。また当然に裁判所より却下される場合もありますので、お早めに家庭裁判所に相談されたほうが良いと思います。

成年後見人は、本人の保護支援を行う訳ですが、職務は財産管理や契約などの法律行為に限られており、食事の世話や実際の介護などは、一般に成年後見人の仕事ではありません。但し、本人の自宅を売却する場合は、家庭裁判所の認可が必要となります。

今回の取引に関しては、売買代金を全て介護費用に充てる為に売却したもので、今後益々このようなケースが増えていくことは間違い有りません。ojiisan.JPGobaasan.JPGのサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像

 

 

 

 

                            元気なうちに、お早めの対応を!

                                             

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