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建築と四季

建築に関することや四季折々の情報を紹介します。

2010年11月のアーカイブ

朝・晩めっきり寒くなり、和室で「コタツにはいり一杯」といきたい時期となりました。

この和室の最も大きな魅力は用途の多様さで、居間や寝室の日常空間として、また客間や仏間としても利用でき、一室で多目的に利用できることです。分譲マンションなどでは洋風のリビングと二間続きの和室が主流となっており、部屋の連続性を生かし和洋折衷の空間として、また食事をすませた後ごろりと横になるくつろぎの空間として最適です。和室の大きさは6畳が多かったのですが、最近では四畳半が多くなってきています。またファミリータイプでも和室の無いプランなどがでてきていますが、私は伝統的な日本情緒が感じられるこの最も身近な空間が住宅には必要だとおもいます。

 和室DSCN4626_256x192.jpg

最近の和室の創り方は、本格的な和室のニーズが少なくなり肩のこらないモダンな和室が好まれるようになっています。特に畳みに関しては琉球畳やカラー畳が多く見受けられる様になってきました。またモダン和室といっても特に注意しなければならないのはエアコンです。エアコンが剥き出しになっていては興ざめしてしまいます。特注ルーバー等で部屋になじんだデザインにしたいものです。

和室のインテリアコーデイネートの基本としては座って生活する場で、目線が低いので、背の高い家具を置くと「圧迫感」が洋室より大きくなるので、背の高い大きな家具はできる限り置かないようにすることが大切です。

蔵王の山並みも白くなってきました。暖房の恋しい時期となり、暖かいお風呂に入り一杯といきたいものです。

さて、最近のお風呂はユニットバスが主流で、新築でもユニットバスを選ぶ人が、90%以上だそうです。ユニットバスとは、天井・壁・床・浴槽を工場で成型しておき、現場で組み立てるユニット化した浴室のことです。在来工法のような防水工事やタイル張りが無く、工期を短くコストを抑えることができます。また、防水性に優れ、2階などに浴室を設ける場合には階下への水漏れのリスクが少なくなります。ユニットバスDSCN4631_256x192.jpg

浴槽と洗面台が一体となっているものは「2点式ユニットバス」、浴槽・洗面台・トイレが一体となっていれば「3点式ユニットバス」と呼ばれています。サイズについては、10cm単位の数字で表され、「1216」・「1418」・「1620」などと表現されます。これはユニットの内法の幅及び奥行きを表しています。たとえば、「1620」の場合、内法寸法が幅160cm、奥行き200cmとなります。また、マンションなどでは窓が無いタイプがほとんどなので、換気扇を回しておかないとすぐカビなどが生えてしまいます。できれば24時間換気がおススメです。(ほとんどの新築マンションはなっています。)

最近のユニットバスはデザインやグレードのバリエーションも豊富なので、間取りやプラン・家族構成に合わせ、どのサイズが適しているかを選び、コスト等も検討した上で自分の納得したものを選びたいものです。

 

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