朝・晩めっきり寒くなり、和室で「コタツにはいり一杯」といきたい時期となりました。
この和室の最も大きな魅力は用途の多様さで、居間や寝室の日常空間として、また客間や仏間としても利用でき、一室で多目的に利用できることです。分譲マンションなどでは洋風のリビングと二間続きの和室が主流となっており、部屋の連続性を生かし和洋折衷の空間として、また食事をすませた後ごろりと横になるくつろぎの空間として最適です。和室の大きさは6畳が多かったのですが、最近では四畳半が多くなってきています。またファミリータイプでも和室の無いプランなどがでてきていますが、私は伝統的な日本情緒が感じられるこの最も身近な空間が住宅には必要だとおもいます。
最近の和室の創り方は、本格的な和室のニーズが少なくなり肩のこらないモダンな和室が好まれるようになっています。特に畳みに関しては琉球畳やカラー畳が多く見受けられる様になってきました。またモダン和室といっても特に注意しなければならないのはエアコンです。エアコンが剥き出しになっていては興ざめしてしまいます。特注ルーバー等で部屋になじんだデザインにしたいものです。
和室のインテリアコーデイネートの基本としては座って生活する場で、目線が低いので、背の高い家具を置くと「圧迫感」が洋室より大きくなるので、背の高い大きな家具はできる限り置かないようにすることが大切です。