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ちょっと知りたい不動産の一口知識

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2018年2月のアーカイブ

2月17日(土)、異業種交流会「仙台はなもく七三会」の移動例会で、女川原子力発電所へ行ってきた。

朝8:45分に仙台駅東口の観光バスプールへ集合し、9:00に専用バスに乗りいざ女川へ。参加者は17名。

仙台東から三陸道へ、石巻女川ICで降り、一路女川へ。未曽有の東日本大震災が発生してから早7年を経過しようとしている。女川は最も被害を受けた港の一つで、震災から半年後に現地を訪れ見れば、町は壊滅し悲惨な様相を呈していた。港の高台にある総合病院から港を見たのだが、15m余はありそうな高台にある病院玄関の柱の2m程のところに津波の跡が刻まれている。当然に港にある建物は全て崩壊し、4階建てのビルが横倒しになっている。

あれから7年、どのように復興を遂げているのだろうか。

バスの中で東北電力の社員の方が震災当時の話をしてくれた。町はいかに壊滅的だったのか、震災当日の激しい揺れの中、付近の住民350名ほどが発電所は安全だと3か月ほども避難していたこと。震災後、女川町は海の景観を壊したくないと、高い防潮堤建設工事を拒否しまちづくりを進めたことなど、今まで知らなかったことを話してくれた。

震災後、宮城、福島、岩手と各所の被災地を訪れたが、巨額の費用を充てたばか高い防潮堤を造り、また巨大な嵩上げ押してまちづくりをしようとし、海に生活する町の景観を潰し、住民も戻らないという無駄な復興工事をした陸前高田や沿岸部の市町村は、これからどうして海の恵みを生かして生活するのだろうか。といつも思っていたが、女川での防潮堤を造らないと言う判断は、称賛に値するのではないだろうか。

幸いにも女川原発では津波の被害には遭わなかったが、既存の塀がぎりぎりだったと、現在倍の高さの防潮堤を建設中であり、またあらゆる場合の被害を想定し、自家発電設備や水の確保の工事を各所で行っていた。

さて、久しぶりの女川港周辺は、港はそのままで町があったあたりを少しかさ上げして、至近の高台に新しい商店街と駅を新設し、綺麗なまちづくりをしている。

新設された駅舎の2階には「ゆぽっぽ」という温泉施設があり、暫しの休憩時間を利用し温泉へ。外は雪と風が舞う寒い日であったが、お風呂上がりの体はぽかぽかで、汗が噴き出している。

皆で地元産品を購入し、バスで仙台へ・・・。帰りのバスの中では羽生結弦選手が金メダルを取ったと言う声が。久しぶりに充実した土曜日であった。1.png

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松本 真明

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