上りやすく感じる階段と上りにくく感じる階段があります。
人が自然に踏み出す歩幅は55~65cmです。この歩幅が階段の寸法と関係します。階段の寸法を設定する計算式があります。
「 蹴上げ高さ×2 + 踏み面幅 = 55~65cm 」
勾配としては30~35度が上りやすいといわれています。個人差はあるものの、これに合わないと上りにくく感じると思います。小学校の階段は子供の歩幅にあわせてあるので大人には違和感があるとおもいます。
我が家の階段は、蹴上げ高さ18.5cm 踏み面幅23cmなので、
18.5×2 + 23 = 60 となります。
住宅の階段は毎日利用するものであり、歳を取った時のことを考えると、緩やかな上りやすい階段としたいものです。しかし、使いやすさだけ考えると思わぬ面積を必要とする場合があります。また、階段の位置やデザインによって使い勝手や心地よさが決まります。
上手に計算式を活かし、住む人に合った階段を造りたいものです。