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建築と風景

建築的情報や地域の風景・イベントなどを紹介します。

2015年3月のアーカイブ

■国連防災会議まち並み.jpg

第3回国連防災世界会議が187の国連加盟国が参加し、3月14日から18日まで仙台市で開催されました。第1回が1994年に横浜、第2回が2005年に神戸で開催され、2005年から2015年までの国際的な防災の取組指針である「兵庫行動枠組」が策定されています。今回の会議では7項目の目標を掲げた新たな国際指針「仙台防災枠組2015-2030」と、参加国が新指針を実行することを約束した「仙台宣言」が採択されました。2030年までの具体的目標として(1)災害による死亡率 (2)被災者数 (3)経済損失 (4)医療や教育の被害 (5)防災戦略を持つ国や地域の数 (6)国際協力 (7)早期警報システム、の7項目が国連として設定されました。

期間中、各地で数多くのパブリック・フォーラムが開催されましたが私も一部に参加して来ました。その中でも、まちづくり情報誌「038プレス」の挑戦~食糧備蓄アンケートから見える都市部の防災意識の実態と方策~と題したフォーラムでは仙台市内の宮町地域情報編集局が実施した東六地区のアンケート結果が紹介されました。約90%の家庭が災害に備えて食料を備蓄し、災害発生時の避難場所を決めている家庭が86%など防災意識の高さが感じられました。また、「食料を備蓄していない」という人の40%が「災害後の復旧支援に協力できそうにない」と答えるなど、備蓄への無関心は防災全体への無関心につながっており、備蓄の推進は防災力、地域力を高める手立てになりそうである。との報告がありました。震災から4年、あらためて食料や飲料水の備蓄の重要性を考えたいと思います。

※写真は京都の街並みです。

この記事を書いた人

高橋 宏一

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