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建築と風景

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2011年2月のアーカイブ

■鳥居から太平洋を望む

鳥居とは神社の領域を示す一種の門で、木や石で作られたものが多く、参道の出入口などに設置されています。起源はインドの玉垣の門(トラーナ)、中国で宮城や陵墓の前に建てられた華表(かひょう)という門、朝鮮の紅箭(こうせん)門などに関連すると言われています。

「古事記」には、天照大神が天岩戸に隠れた時に、神々は天岩戸の前で「常世の長鳴き鳥(ニワトリの古称)を鳴かせて岩戸を開き、大御神を引っ張り出そうとした。この鳥を止まらせるために作った止まり木「鳥居」の起源であるとも言われているようです。

「鳥居」は俗界と神域を区画する結界として昔から神社には欠かすことのできない存在だったようです。

写真は塩釜市の小高い丘にある「梅宮神社」の鳥居から太平洋を観たところです。

鳥居101119_1336171.jpg

「鳥居」は左右二本の柱の上に「笠木」を渡し、その下に直線状の「貫」を入れたものが基本形です。

寸法の割り出しには一定の法則があるようです。

柱の直径の10倍が柱の全長。

一番上部にあり反りの入った「笠木」、その下に連結されている「島木」の長さは柱径の15倍。

左右の柱芯の間隔は柱径の9倍または10倍。

「貫」と「島木」の間隔は柱径に同じ。とか・・・。 

 なるほど、バランスが良いように工夫されているようです。

今度、鳥居を見るとき注意して見てみましょう。

ところで「日本三鳥居」とは・・・?

1、安芸の宮島・朱丹の大鳥居(木製) (重要文化財/世界遺産) ※昨年、ブログで紹介しました。

2、吉野山・銅の鳥居(かねのとりい)  (重要文化財/世界遺産)

3、大阪四天王寺・石の鳥居       (重要文化財)                  とのことです。

■ベガルタ仙台

いよいよ、3月5日(土)広島で開幕戦です。ホーム開幕戦は3月12日(土)16:00~ユアスタで「名古屋」戦です。

2月27日(日)からホームゲームチケットが販売されます。ユアスタで応援しましょう。

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高橋 宏一

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