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小さなギモン調べてみました!

建築・不動産から言葉のトリビアまで、仕事の中で見聞きした小さなギモンを調べて報告していきます。

2020年3月のアーカイブ

先日、秋保温泉に行く機会がありました。

とっても温泉好きな私ではありますが、
近すぎるせいか、プライベートで秋保温泉に泊まることはあまりなく、
県内でも鳴子方面に行くことが多いので、
思えば久々でした。

今回は東京からのお客様が一緒でしたので、
温泉へのチェックイン前に、ちょっとだけ足を延ばし、
秋保温泉にも寄ったのですが、その道すがら、
こんな"のぼり"が・・・・
IMG_0114.JPG
秋保神社があることは知ってはいましたが、
こんなに「勝負の神」の"のぼり"並ぶ風景は記憶にありませんでした。

考えてみると、最低でも5年以上は、ここまで来ていないような・・・。

大分ご無沙汰だったという事ですね。

由緒に関しては、秋保神社のHPをご覧いただくとして、
そのHPによると、山形のレーシングチームが
ここにお参りして、菅生のレースで勝ち、その後連勝した話がでていましたが、
この賑わいのもとは、2018年の冬季オリンピック前に
羽生弓弦選手が必勝祈願に訪れて、結果、金メダルをとり、
ファンも大勢来るようになったからではないか、と。
IMG_0118.JPG

そういえば、当時、そんなニュースをみたような気も。


神社好き・カミサマ好きの私としては、祭神も気になるところですが、
確認してみると、九柱のカミサマが祀られています。

・建御名方命 (たけみなかたのみこと) 主祭神
・天照皇大神 (あまてらすおおみかみ)
・豊受皇大神(とようけのおおかみ)
・軻遇突智命 (かぐつちのみこと)
・大巳貴之命 (おおなむちのみこと)
・少名彦之命 (すくなひこのみこと)
・日本武尊 (やまとたけるのみこと)
・應神天皇 (おうじんてんのう)
・月讀之命 (つきよみのみこと)

有名どころが並ぶすごいラインナップですが、
由緒では、1200年前に坂上田村麻呂が「熊野神社」として
創建した、と、HPには出ているのに、
本家「熊野神社」関係のカミサマ、
・熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)とか
・熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)とか
が、いないという不思議。

周辺の色々な神社が合祀されて行って、
いつのまにか、こうなってしまったんですかねぇ。

主祭神は「建御名方命」ですので、
HPにある通り、諏訪神社を勧請した時に入れ替わったんでしょうか?

歴史的に、戦の神として霊験があったようですが、
「建御名方命」は、出雲大社の「大国主命」の息子で、
国譲りの時に天津神側の「建御雷神」(たけみかづちのかみ)との力比べに負けて、
出雲から諏訪まで逃げて、最後は「もうこの土地からでません」と約束して、
諏訪でカミサマになった方。

なので、個人的なイメージでは「戦勝の神」につながらないのですが、
もう、これだけ「勝負の神」と祀られては、
カミサマとしても、頑張らずにはいられないでしょうね。

その他のカミサマ達も一柱ずつみていくと、
それぞれに興味深い話が色々あるのですが、
それはまた、別の機会にでも。
(と、言いながら、このブログで続きを書いたことはあまりないですが。)

今回は、お客様と一緒だったため、
話しのタネに、ほんの数分寄っただけでしたので、
次回は、プライベートで寄ってみたいです。

ちなみに、この"のぼり"は、記名入りで
一式 5,000円 で奉納できるそうですよ。
IMG_0112.JPGのサムネイル画像
もうひとつ、ちなみに、「温泉のカミサマ」と言えば、
ここの祭神にも並んでいる
・大巳貴之命 (おおなむちのみこと)
・少名彦之命 (すくなひこのみこと)
の二柱が有名で、「大巳貴之命」は「大国主命」の別名です。

先に述べた通り「大国主命」は「建御名方命」の父親でもありますし、
「秋保」は「温泉」で有名なこともあり、
こちらが主祭神でもおかしくはないような気がするのですが、ねぇ。


って、こんなこと言ってると、それこそ「勝負の神」に
見放されてしまうかも?!

この記事を書いた人

斉藤 一則

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