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小さなギモン調べてみました!

建築・不動産から言葉のトリビアまで、仕事の中で見聞きした小さなギモンを調べて報告していきます。

2017年2月のアーカイブ

今日から始まった「プレミアムフライデー」

まぁ、多くの中小企業にとっては、何も関係ない話だと思いますが、
どうでしょうか?

「15時終業」っていうのも中途半端だし、
給料日後、という狙いもあるんでしょうけど、
月末の週末なんて、
大概、皆さん、忙しいと思うんですけどね。


金曜日って言えば、かつて「花金」(ハナキン)って言葉がありました。

私は、あまり恩恵に与った覚えがありませんが、
バブルの頃の話ですね。

週休二日制が定着し、「明日は休みだぁ~!」ってんで、
ハジケル金曜日、花の金曜日、という事で使われてました。

その日の仕事をやりきって、遊ぶ、
毎週末ごとの区切り、って意味では、
特別な制度等ではありませんが、
「プレミアムフライデー」よりは、なじみやすかったとは思うのですが。

いや、「仕事の後に飲む」と言う意味では、
若い頃は、別に金曜日に限った事ではありませんでしたけど、ね。


早めに仕事が終わると言えば、
私が社会に出たあたりでは、土曜日が「半ドン」だったりしました。

まだ、週休二日制が定着する前の話です。

学校も土曜日は「半ドン」でしたよね。

「半ドン」を知らない世代が多いらしいので、一応説明しますと、
土曜日はお昼までで、午後からは休み、っていうヤツです。

「半ドン」の「ドン」は、昔聞いた話では、
「お昼に鳴らしていた、大砲の音」で、
1日の「半」分のところで鳴る「ドン」で休みになるから、
という理由でしたが、
Wiki様によると、
「半分ドンタク」が語源で、
「ドンタク」は、オランダ語で日曜日を表す「zondag」がなまって、
「ドンタク」となり、休日・休みの意味になった、とありました。

「どんたく」と言えば、「博多どんたく」しか思い浮かびませんが、
「休み・休業」の事を「ドンタク」って呼ぶのは、
明治政府が政府制定の祝日の呼び名として広めたんだそうですよ。

休業の意味の「ドンタク」は使われなくなりましたが、
博多で祭りがおこなわれる祝日を「どんたく」と言っていたのが、
「博多どんたく」として知名度を増して、定着したんですね。


話しがそれましたが、何が言いたいかと言えば、
「15時退社」の「プレミアムフライデー」よりも、
どうせなら、「午前中で終了」の「半ドン」の方が、
いいんじゃないか、と。

もっとも、金曜日が「半ドン」になっちゃうと、
さらに仕事の時間が減るわけで、
結局、他の日の残業が増えるだけなので、
それはそれで、どうかと思いますけどね。

略語好きの日本人なので、
「プレミアムフライデー」も、すぐに「プレフラ」とか略されて、
思ったほど定着しないうちに、
「花金」とか「半ドン」とか、
「省エネスーツ」とか「E電」とか、
「インド人もびっくり」とか「象が踏んでも壊れない」とか、
みたいに「死語」になるんじゃないですかねぇ。


結論:
「プレフラ」は定着しない!


鳩.jpg

画像は本文と関係ありませんが、
休日の午後の街中の公園。


利用しているのは、
ハトのみ、でした。


それこそ「プレフラ」だけでも、
こういう未利用の公園で、
イベントでもやればいいのに。

昨日のニュースで、先月25日に俳優の藤村俊二さんの訃報が。

「おヒョイさん」の愛称で親しまれた藤村さんも82歳で天国へ。

で、今回のネタは、別の話を考えていたのですが、
このニュースを聞いて、なんだか突然に思い出したのが、
子供の頃に見た「カリキュラマシーン」という、
子供向け(?)教育番組の事。


Wiki様によれば、
『カリキュラマシーン』は1974年4月1日から1978年3月31日まで
日本テレビ系列で毎週月曜日から土曜日の早朝に放映されていた
子供向け教育番組。
題名は「カリキュラムを、テレビというマシーンで表現する」
という造語から来ている。

と、出ていました。

何故、おヒョイさんで、「カリキュラマシーン」かと言えば、
宍戸錠、吉田日出子、岡崎友紀、フォーリーブス、渡辺篤史、
常田富士男、青島幸雄、等々、そして音楽は、宮川泰という
かなり豪華な面々と共に、
おヒョイさんがこの番組に出ていたからです。


この番組、一応、子供向け教育番組なので、
毎回、こくご、さんすう、等の基礎を、
とてもやさしく、ビジュアルで見て覚えられるように
色々なカタチで紹介しているのですが、
その合間に挟まる「ショートコント」みたいなものがあって、
これが、相当に「イっちゃってる」のでした。


例えば、「こ」がつく単語を覚えるということで、
画面にそのものの映像が出て「こ●●」と表示され、
それが何と言う名前かを覚える回では、
・「こたつ」の布団をめくると、反対側のひとの生足がのびてくる
・「こしょう」のビンを見せて、中身を全身に浴びる
・「こなぐすり」をもった母親が、子供にそれを浴びせ、水をぶっかける
・「こんとらばす」に向かって、メジャーでスリーサイズを測る
等々、本当に教育としてどうなのか、という場面の連続。

こんなミニコントを先の面々が演じるのです。

でも、小学校高学年だった私としては、
なんだかとても面白くて、結構見ていた気がします。

で、
おヒョイさん、で一番印象に残っているのが、
おそらく「い●●」で「いちご」を紹介するコーナー。

吉田さんとおヒョイさんが、
テーブルに置かれたショートケーキを挟んで座っている。

一礼の後、互いにそのケーキを「どうぞどうぞ」と勧めあい、
まず、おヒョイさんが、「では、お先に」と言って、
そのケーキの上のイチゴを口に入れ、噛まずに出して元に戻す。

それを向かいに座る吉田さんに薦めて、吉田さんが
「では頂戴します」とか言って、
また、口にいったん含んでから、また出して、ケーキの上に。

このやり取りを、何度も繰り返すというもの。


もしかして、おヒョイさんと吉田さんじゃなかったのかもしれませんが、
私は、このお二人のやりとりと記憶していて、
それはもう、なんだか強烈に記憶に残っているのです。

いや、もう、キッタネーし、ある意味エロいし、
こんなこと、子供に見せていいのか、というものでしたが、
やはり、当時から苦情の電話は多かったようで、
そりゃまぁ、そうでしょうね、と思います。


また、未だに覚えているのが「五十音の歌」

あいつの頭は、「あいうえお」
肝心要の、「かきくけこ」
散々騒いで、「さしすせそ」
大した態度で、「たちつてと」
何が何だか、「なにぬねの」
はなはだ半端で、「はひふへほ」
真ん中まるあき、「まみむめも」
やけのやんぱち、「やいゆえよ」
落第らくちん、「らりるれろ」
ワケもわからず、「わいうえを」
んっ!

・・・あってるかなぁ?記憶だけで確認してないけど。

YouTubeでも、当時の録画が公開されているので、
もし、興味があったら見てみてください。

今なら絶対できないような、シュールで、ブラックで、
かなり倫理観がずれているコントの数々が見られますよ。

・・・・・
個人的には、とっても好きな俳優さんの一人でした。
藤村俊二さん、いや、おヒョイさん、
ご冥福をお祈りします。

いためし.jpg

画像は、本文と関係ないですが、
とある街角で見かけたお店。

「いためし」が平仮名で、
「Vento」(弁当?)が
横文字と言う、なんだかな感じ。

思えば、私の、この
「なんだかヘンなものが気になる」
指向性は、
「カリキュラマシーン」が
もとなのかなぁ、と、思ったり。

この記事を書いた人

斉藤 一則

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