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四方山雑記帳

東北・宮城・仙台マーケットの小ネタ小ばなし

2010年6月のアーカイブ

お気に入りの名古屋の紙屋は、世界中の手漉き紙の専門店。日本の
手漉き紙が和紙、エジプトの有名な手漉き紙がパピルス、扇子の張紙
もタペストリーも服地?もシェードも、あれもこれも手漉きの紙。溢れん
ばかりのアラウンド・ザ・紙の世界。良い洋紙もちょっとありマス。

もともとは紙の問屋さんが、利幅の薄い卸じゃやっていけないと、細か
い商いの小売り専門に業態転換。それが今では名古屋どころか全国
時々世界からお客が買いに来ます。石の上にも三年だネ。

白石ついでの店長マユミさん、いいえ、紙の上には十年です。
参りました、今年で17年目。スコッチならいい塩梅のエイジング。
まだまだ。まずは21年、できれば30年をめざします。
素晴らしい!30年といえばウヰスキーの熟成限界。

それがね、日本酒で35年がコレです。
ソムリエのジゾ氏、古時計なる小瓶を取り出し蕎麦猪口にちょい注ぎ。
うまい!何だコレは。
加茂川酒造が棚田米品種でも知られる“さわのはな”を醸した純米貴
醸酒。水ではなく、清酒で仕込んだ奥深い味わいは甘露の極み。

ご多分にもれず地酒の蔵は苦労の時代。もう畳むか、の時。長年売
れずに残った数百升をオオダナ酒販が半分助っ人買い取りし、銘柄
一新・300mlに詰めたるは、ジャパニーズバッテドモルトの'72・'73・'74。
35年以上、蔵で寝ていたリップヴァンウィンクルなのです。

紙問屋は、右から左に卸す荷捌き屋ではなく「紙の目利き屋」。
古い酒は、売れ残りの問題在庫ではなく「時をかけた稀醸酒」。

わが社・わが街の地域資源を独自の価値に着眼すれば、マイナス転
じて福となす。“独自性”こそ付加価値ですね。

※画像は本文と関係ありません

 

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私の場合は、弱火でじっくり・相当加熱し、2cm程に厚く切ったベーコン
を乗せたら中火にして、ジュジュっとしたら裏返して、アスパラガスなど
を茹でずに生のまま入れて、またジュジュっとしたら火を消して、数分
余熱で寝かせたら朝食。

ソバリエ(ソムリエで蕎麦職人)のジゾ氏は、強火で油煙立つほど加熱
し、2cm程の岩崎カチョカバロを乗せたら中火にし、手で押し付けなが
らジュっと焼き目を付け裏返したら、火を消して数分余熱してステーキ。

タカコ先生、それを今まさに喰わんとしながら、肉でも魚でも野菜でも
イケるんじゃない?
それどころか、生牡蠣だのスルメだのトーストもイケます。
馴染んだ油分以外は、ほどんと不要の上等なフライパン、その名も
上等フライパンは、それ自体が極上の味(≒焼き色・湯気・食感・旨み
凝縮)をしてくれる“調味道具”なので、もうコレ以外では焼けまヘン。

出来あがりが上等なのは、鋳物のフライパンを錆びにくく仕上げる
「上等焼き」という焼成法に由来。ジュっと・コンガリと焼けるのは大学
の工学部と共同開発した特許製法に裏づけられています。
鉄100%の野太く重いフライパンは、化学物質コーティングゼロでナチ
ュナル、かつリサイクルスチール70%使用でエコロジーの、オーガニッ
ク?な道具。でも、やっぱり美味しくできるのが一番のウリです。

南部鉄器に限らず伝統産業が元気ない昨今ですが、鉄の塊的な職
人技の製品も、テクノロジーが吹き込まれることで新たなニーズを生
むのです。

タカコ先生感嘆しきり。産学連携って、そういうことなんですねー。
使って違いが分からなければ企画だおれでしょ!?
ジゾ氏静かに曰く、ワインも飲んでマズければダメです。
ごもっとも。

※画像は本文と関係ありません
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この記事を書いた人

大志田 典明

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