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黒ひげのモノローグ

口・健康・食・旅、歯科医のひとりごと

2016年3月のアーカイブ

もうすぐ春ですね。早く暖かくなってくれることを願います。

ピンクのクリスマスローズが今満開隣ました。

桜の開花予想は4月6日とのこと。春の到来が楽しみです。

さて歯周病について3回ご説明をしてきました。今回は歯周病治療の検査についてお話しをいたします。

歯周病は、軽症のときはあまり痛みはなく 症状が感じにくい病気です。 歯周病を治療していくには全体の検査が必要となります。

検査1 歯周ポケット検査

歯と歯ぐきの間には隙間があり溝になって います。健康な時は歯肉溝と言いますがそこ にプラークの中の細菌が侵入して歯周ポ ケットが形成されます。そのままになってい ると少しずつ奥の方に進行していくのです。ポケットの程度は数字で表され数字が大きくなると症状が重くなります。

検査2 プラークの付着状況検査

歯垢がどれくらい歯の周りについているか を診ます。プラークコントロールレコード(PCR)といい 、健康を 保つには20%以内が理想とされています。

検査3 歯の動揺度検査

歯の動きをみます。沈み込む状態は、歯の根 の先端付近まで歯周病が進行していること が考えられます。

検査4 お口の中の写真撮影

歯周病を治療していくと歯ぐきに変化が認め られます。その変化を記録し治療に役立てます。

検査5 レントゲン検査

お口の中を10枚〜14枚に分けて撮影します。より 細かい状態を診断するために必要な検査で、 歯を支えている歯槽骨の状態を判断いたし ます。

歯周病を治療していくにはこれらの検査が必要となります。この検査を基に診断し治療をどのようにしたらいいのかを判断していきます。

歯・口から始まる健康生活にお役立てください。

クリスマスローズ

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柏崎 潤

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