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黒ひげのモノローグ

口・健康・食・旅、歯科医のひとりごと

2015年1月のアーカイブ

もうすぐ2月です。立春とは申しますが、まだ寒さ厳しき日が続いております。

そのような時にふとテレビで、2014年にノーベル平和賞を最年少16歳で受賞したマララ・ユスフザイさんのお父様ジアウディン・ユスフザイさんの講演を見る機会がありました。

マララさんの国では多くの女性は教育を受けることができない環境です。マララ・ユスフザイさんは10歳の時に教育のために立ち上がりましたが、2012年10月に14歳の時に襲撃をされてしまいました。一時は生死の境をさまよう状態から奇跡的に回復し、9ヶ月後には国連本部で世界に向けて教育の大切さを訴える演説を彼女は行いました。国連やノーベル平和賞を受賞した時の演説は言葉一つ一つに重みがあり、心を打たれるものでした。これは皆様もご存知のことと思われます。

その彼女を導き、支えつづけたのがお父様のジアウディン・ユスフザイさんです。お父様は大学を卒業後学校を設立し、女子教育の普及を目指した教育者です。娘のマララさんは4歳からこの学校で勉強することができました。医者になる夢を抱いていたということです。そして事件にあいました。

彼はこう言っています。「何百人もの女性の苦しみは取り除ける。そのためには我々の意識を変えることだ・・学校に通えることは夢や希望を持てることであり、自分の可能性を広げられるということだと・・」

良い価値観を身につける環境が大事となります。教育によって解放されます。彼は命をかけて戦ってきました。真実、平和、そして教育のために・・・

マララさんは普段は普通の女の子ということです。喧嘩もしたり宿題もできなくて泣いたりもする。彼女をどう育ててきたのか皆さんから質問されるということでした。どうしたらあんなに勇敢で堂々とした子になるのか・・・。彼の答えは「何をしたのではなく、何をしなかったかということ。私は娘の翼を切らなかったそれだけです」・・・

とても感慨深い番組でした。今年娘が18歳で高校を卒業します。日本は平和でほとんどの男性も女性も教育を受けることができます。なんて幸せなことなのでしょう。感謝いたします。

何かと衝撃的な事件が起こる昨今ですが、一人の親として次世代を継ぐ若者たちに誤りのない生き方をして欲しいと願います。そのためにも親の責任は大変に重要であります。

私自身を含めて皆さんが各自が強くなり、平和のために勇気を持ち、自分には無限の可能性があると気づき、成長していくことを願います。

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今年50歳。昨日は家族にお祝いをしてもらいました。

この記事を書いた人

柏崎 潤

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